こんにちは、医者投資マン(doctorinvest753)です!
今回は市中病院と大学病院の両方で初期研修期間を過ごした筆者が研修医向けにおすすめ教科書をセレクトします!
おすすめ教科書
私がおすすめする教科書を以下の項目とともに解説していきたいと思います。
緊急度:早めに読んでおいて欲しい教科書
重要度:初期研修のうちに必ず読んでおいて欲しい教科書
面白み:学問的な面白さがあり、読んでおいて損はない教科書
繰り返し度:何度も繰り返し読んで欲しい教科書
救急
まずは、研修医になれば避けて通れない救急対応について学んでいきましょう。
以下で紹介する救急の教科書はどれも名著で、2年間の研修期間のうち、おすすめ教科書5本に入るものですので是非全て読んでみてください。
救急外来ただいま診断中!
トータル評価 | (4.75) |
緊急度 | (5) |
重要度 | (5) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (5) |
はじめにおすすめするのは中外医学社の「救急外来ただいま診断中!」です。
意識障害、失神、痙攣、ショック、アナフィラキシー、敗血症、尿管結石、疼痛、頭痛、胸痛、腹痛、吐下血、高K血症、肺炎、尿路感染症、髄膜炎、めまい、頭部外傷、低血糖、脳卒中、アルコール、心肺停止などの症候や病態ごとに、それぞれ行うべき診察や検査、治療のステップがエビデンスとともに細かく記載されています。
読みやすい教科書でもありますので、何度も読んで実際の救急対応に生かしてください!
Dr.竜馬のやさしくわかる集中治療 循環・呼吸編、内分泌・消化器編
トータル評価 | (4.5) |
緊急度 | (4) |
重要度 | (5) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (5) |
次に羊土社の「Dr.竜馬のやさしくわかる集中治療 循環・呼吸編」、「Dr.竜馬のやさしくわかる集中治療 内分泌・消化器編」をおすすめします。
各章が指導医と研修医の対話形式で始まり、途中から問診、診断、治療の重要事項の説明へと移ります。
とても読みやすく、特に治療では豊富なエビデンスとともに「何を何mg、何単位使って、血圧を何mmHg以上維持するのが目標」などと具体的な数値で治療目標を指し示してくれているのがありがたいです。
循環器
次に緊急の対応を要することも多い循環器領域について学んでいきましょう。
心電図の読み方 パーフェクトマニュアル
トータル評価 | (3.25) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (3) |
繰り返し度 | (3) |
羊土社の「心電図の読み方 パーフェクトマニュアル」は辞書的な教科書で、わからない心電図に出会ったときに時間をとって参照する目的で使いますが、心電図の基準値(P波の大きさ、PQ間隔の基準値など)が記載されており、心電図診断も体系的にまとめられているので、はじめに一読しておいて、どこにどんなことが載っているのか把握しておくことをおすすめします。
心電図読み方の極意
トータル評価 | (4.5) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (5) |
繰り返し度 | (5) |
次におすすめするのは南山堂の「心電図診断の極意」です。
心電図波形の成因から、活動電位による心電図波形の理解など、パターン認識だけではない心電図の機序まで理解できる深い内容が書かれています。
一通り心電図がわかるようになった後でも、読み返して理解を深めていただきたい一冊です。
心電図診断の極意 急性冠症候群とその鑑別診断
トータル評価 | (4.25) |
緊急度 | (4) |
重要度 | (4) |
面白み | (5) |
繰り返し度 | (4) |
日本医事新報社の「心電図診断の極意 急性冠症候群とその鑑別」もおすすめです。
虚血性心疾患である急性冠症候群とその鑑別疾患について、心電図所見での鑑別方法が記されています。
もちろん急性冠症候群の心電図所見の理解も深まりますので、是非一読してください。
心電図ハンター
トータル評価 | (4.5) |
緊急度 | (5) |
重要度 | (4) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (5) |
中外医学社の「心電図ハンター 胸痛/虚血編」、「心電図ハンター 失神・動機/不整脈編」もおすすめします。
救急科の増井伸高先生が非循環器内科医向けに書いた心電図の本です。
「非循環器内科医にはどこまで求められるのか」、「どこから循環器内科を呼べばいいのか」といった視点が書かれており、逆に言えば研修医にとっては重要なことが効率的に学習できます。
極論で語る循環器内科
トータル評価 | (3.75) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (5) |
繰り返し度 | (3) |
丸善出版の「極論で語る循環器内科」は循環器内科医がどのようなエビデンスや知識をベースに、どのようなことを考えているのかがわかる教科書です。
極論ではっきりと言い切ってくれるので、わかりやすく読んでいて面白い一冊でもあります。
循環器治療薬ファイル 薬物治療のセンスを身に付ける
トータル評価 | (3.75) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (4) |
MEDSiの「循環器治療薬ファイル 薬物治療のセンスを身につける」は、循環器治療薬の差異について書かれている珍しい教科書です。
ひとくくりにβ blockerといってもカルベジロールやビソプロロールなど様々な種類があり、私たちにとって、その使い分けは一見するとわかりにくいのが現状です。
それら循環器治療薬の特徴や使い分けについて事細かに筆者がレクチャーしてくれています。
感染症
研修医が救急や緊急の対応の次に身につけなければならないのが、感染症診療における抗菌薬の使い方です。
絶対わかる抗菌薬はじめの一歩
トータル評価 | (3.5) |
緊急度 | (4) |
重要度 | (4) |
面白み | (3) |
繰り返し度 | (3) |
まずは入門編として羊土社の「絶対わかる抗菌薬はじめの一歩」をおすすめします。
抗菌薬は大まかに分けてどんなものがあるのか、どういうときに使い分ければいいのか、そのとっかかりとなる教科書です。
抗菌薬の考え方、使い方
トータル評価 | (5) |
緊急度 | (5) |
重要度 | (5) |
面白み | (5) |
繰り返し度 | (5) |
次に感染症治療のしっかりとした知識を学ぶために中外医学社の「抗菌薬の考え方、使い方」を読んでください。
著者の岩田健太郎先生は日本の感染症診療の第一人者であり、本書にはどういった根拠で目の前の患者さんに抗菌薬を使うのか、使わないのか、使うなら何を何日間使うのかといった知識が記されています。
2022年に改定された第5版では新型コロナウイルス感染症についても触れられており、まさに現在の感染症診療の一線級の知識を身につけられる名著です。
感染症プラチナマニュアル
トータル評価 | (4.25) |
緊急度 | (4) |
重要度 | (5) |
面白み | (3) |
繰り返し度 | (5) |
MEDSiの「感染症プラチナマニュアル」は研修医必携の一冊です。
感染症ごとにどんな抗菌薬を何mg、何日間使うのかといった具体的な情報が記されています。
救急外来などで、入院となった患者さんに抗菌薬をオーダーする際に重宝します。
小さくてポケットにも入るので、必ず白衣に入れて肌身離さず持ち歩いてください。
レジデントのための感染症診療
トータル評価 | (4) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (5) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (4) |
医学書院の「レジデントのための感染症診療」は辞書的な教科書ですが、感染症の具体的な診断方法などが記されています。
CRPの上下に惑わされてはいけないといった総論的な知識や、感染性心内膜炎の診断フローチャートなどでお世話になりました。
市中感染症の考え方と進め方、病院内/免疫不全関連感染症診療の考え方と進め方
トータル評価 | (3.75) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (4) |
最後に医学書院の「市中感染症の考え方と進め方」、「病院内/免疫不全関連感染症診療の考え方と進め方」もおすすめです。
本書はIDATEN(日本感染症教育研究会)による、好評のセミナーテキストで、市中感染症と院内感染症に分けて感染症診療の考え方と進め方をわかりやすく学習をすることができます。
腎臓
次に研修医が学ばなければならないのは輸液管理です。
「外液とは?」、「1号液/3号液の成り立ちは?、どんなときに使う?」といった疑問に答えられるようになっていきましょう。
酸塩基平衡、水・電解質が好きになる
トータル評価 | (3.75) |
緊急度 | (4) |
重要度 | (4) |
面白み | (3) |
繰り返し度 | (4) |
まずは羊土社の「酸塩基平衡、水・電解質が好きになる」で輸液の基本を学んでいきましょう。
体内の酸塩基平衡について、ややこしい計算抜きで理解できるようになり、簡単・的確に輸液が使えるようになるルールが記載されています。
演習問題も豊富ですので、自分の理解がどれくらい深まったのか試しながら読むことができます。
電解質輸液塾
トータル評価 | (4) |
緊急度 | (4) |
重要度 | (4) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (4) |
中外医学社の「電解質輸液塾」もおすすめです。
水電解質が苦手になる大きな要因の一つに、例外や稀な事項が多いという点がありますが、本書では「まずは原理原則を徹底的にたたき込む」ことを優先し、覚える内容を大胆にクリアカットしています。
簡単明瞭で分かりやすいと大好評の一冊です。
輸液の成分表も載っているので、まずはそれを覚えることから始めた記憶があります。
レジデントのための腎臓教室
トータル評価 | (3.25) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (3) |
繰り返し度 | (3) |
日本医事新報社の「レジデントのための腎臓教室」は、腎臓内科を学ぶ入門書としておすすめです。
腎機能検査、糸球体疾患の分類、水電解質、酸塩基平衡など、皆さんがつまずきやすいポイントを「わかりやすさ最優先」で解説してくれています。
一般内科
内科レジデントの鉄則
トータル評価 | (4.5) |
緊急度 | (5) |
重要度 | (4) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (5) |
まず、一般内科の教科書として、医学書院の「内科レジデントの鉄則」がおすすめです。
研修医が出会うであろう発熱、ショック、酸素化低下、意識障害、頻脈、胸痛、腹痛、低血糖などの診療フローチャートが鉄則とともにまとめられています。
全ての研修医が持っているといっても過言ではない本ですので、初期研修の2年間はこの本をひたすら読んで、内科診療の鉄則を叩き込みましょう。
内科診療フローチャート
トータル評価 | (4) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (5) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (4) |
シーニュの「内科診療フローチャート」もおすすめです。
より詳しい内容が記載され、辞書的な活用もできる本です。
エビデンスも豊富で、「ある症状が見られれば、この疾患である確率は‥」というような情報も得られるので実臨床では重宝しました。
「風邪」の診かた
トータル評価 | (4) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (5) |
繰り返し度 | (4) |
医学書院の「「風邪」の診かた」は、少し研修に慣れてきて、一通りのことはできるようになってから読むと新鮮味があり、面白いかもしれません。
「風邪」って何か説明できますか。本当に「風邪」って自信を持って診断できますか。ゴミ箱診断的に風邪って言ってませんか。風邪の症状に合わせて治療を決めていますか。
日々の「風邪」診療における12の戦略が示されており、この本を読めば、自信を持って「風邪」の診療ができるようになります。
高齢者診療で身体診察を強力な武器にするためのエビデンス
トータル評価 | (4) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (5) |
繰り返し度 | (4) |
シーニュの「高齢者診療で身体診察を強力な武器にするためのエビデンス」もおすすめです。
高齢者診療について書かれた本ですが、今の時代、病院に入院している方はどんな科でも基本的に高齢者がほとんどです。
高齢者の身体診察の3大メリットは、(1)取りづらい病歴を補うことができる、(2)「早く、安く、痛くない」医療を提供できる、(3)検査を減らすことができる、であり、本書で高齢者の身体診察を身につければ、普段の診療でも役に立つこと間違いなしです。
オールカラーページで、エビデンスも図表でわかりやすく見えます。
呼吸器
レジデントのためのやさしイイ呼吸器教室
トータル評価 | (4) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (5) |
繰り返し度 | (4) |
日本医事新報社の「レジデントのためのやさしイイ呼吸器教室」は呼吸器内科の入門におすすめです。
呼吸生理、胸部X線、抗菌薬など皆さんがつまずきやすいポイントを「わかりやすさ最優先」で解説してくれています。
最新のガイドラインの要点もスッキリとまとめられており、電子版も付属し、入門書に最適です。
レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室
トータル評価 | (4) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (5) |
繰り返し度 | (4) |
放射線科の教科書でもおすすめしましたが、日本医事新報社の「レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室」は胸部画像診断の入門におすすめです。
X線やCT画像の成り立ちから分かりやすく解説されています。
解説が分かりやすく、理論立てて書かれており、初学者にまず手に取っていただきたい一冊です。
こんにちは、医者投資マン(doctorinvest753)です! 今回は現役放射線科医の筆者が学生や初期研修医向けに放射線科を回る前、研修中に読んでおくおすすめ教科書をセレクトします! 放射線科の研修について […]
Dr.竜馬の病態で考える人工呼吸管理
トータル評価 | (4.25) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (5) |
面白み | (5) |
繰り返し度 | (4) |
少し踏み込んだ内容ですが、羊土社の「Dr.竜馬の病態で考える人工呼吸管理」もおすすめの教科書の一つです。
いずれICUやHCUなどで人工呼吸器を装着した患者さんを受け持つことになると、人工呼吸器の設定や離脱方法など途端に負担や重圧が増えます。
設定方法や理論がわかっていれば、少しは気が楽になり、治療も楽しくなると思いますのでおすすめしておきます。
消化器、肝・胆・膵
ブラッシュアップ 急性腹症
トータル評価 | (4.75) |
緊急度 | (5) |
重要度 | (5) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (5) |
腹部では中外医学社の「ブラッシュアップ 急性腹症」をおすすめします。
腹痛の初期診療とは「手術が必要な疾患をピックアップする作業」である、とのコンセプトで、緊急疾患を見落としなくピックアップする術が書かれています。
腹部の本はこれ一冊で十分ではないかというくらいイけている本です。
極論で語る消化器内科
トータル評価 | (3.5) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (3) |
丸善出版の「極論で語る消化器内科」もおすすめです。
わかりやすい極論シリーズの消化器内科編です。
便秘、下痢にはじまり、消化管出血、胃食道逆流症、機能性ディスペプシアの対処法や各種検査の捉え方など一般消化器内科の知識が確実に身につきます。
血液
血液内科 ただいま回診中!
トータル評価 | (4) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (5) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (4) |
血液内科では、中外医学社の「血液内科 ただいま回診中!」をおすすめします。
レジメンが日数とともにわかりやすくチャートにまとまっており、また何日目にはどんな副作用が出やすいといった注意点も書かれているのでおすすめです。
血液病レジデントマニュアル
トータル評価 | (3.25) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (3) |
繰り返し度 | (3) |
次に医学書院の「血液病レジデントマニュアル」をおすすめします。
疾患ごとに一般知識や予後因子、レジメンなどが各種ガイドラインの最新情報および新規治療薬の最新情報とともにまとまっています。
血液内科の先生もよく参照していました。
膠原病
膠原病診療ノート
トータル評価 | (3.5) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (3) |
膠原病の診療は難しいところもありますが、研修医レベルであればとりあえず、日本医事新報社の「膠原病診療ノート」に従っておけば間違いありません。
膠原病診療の王道を示し、圧倒的支持を受けるロングセラーです。
内分泌
入院インスリン治療マスターブック
トータル評価 | (4.25) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (5) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (5) |
内分泌内科ではまず、南江洞の「入院インスリン治療マスターブック」をおすすめします。
内分泌内科で最も多い糖尿病の治療について、basal-bolus療法(BBT)、責任インスリンの基本的な考え方から、インスリン製剤の種類と使い分け、増減の仕方、GLP-1受容体作動薬への切り替え、経口治療薬との併用の仕方、DKA・HHSへの対処、周術期コントロールまで、臨床の疑問にとことん手が届く内容です。
内科に進む研修医だけでなく、外科に進む研修医にもおすすめの一冊です。
レジデントのための糖尿病・代謝・内分泌内科 ポケットマニュアル
トータル評価 | (3.5) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (3) |
中山書店の「レジデントのための糖尿病・代謝・内分泌内科」もおすすめです。
内分泌内科は病態が複雑で、検査結果の解釈も難しいことが多いですが、どのような検査をしてどう結果を解釈すれば良いかが本書を読めばわかります。
外科
見える・わかる外科手術
トータル評価 | (3.5) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (3) |
羊土社の「見える・わかる外科手術」は、外科研修をローテートする上で、読んでおいた方が良い教科書です。
本書は、各術式の所要時間・出血量などの基本情報や、手術の手順を、イラストを用いて噛みくだいて解説しており、自分が入るオペの術式ページだけでも事前に目を通しておくことをおすすめします。
イラストレイテッド外科手術
トータル評価 | (4) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (5) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (4) |
医学書院の「イラストレイテッド外科手術」は外科志望の研修医には必須の教科書です。
術式だけでなく、各臓器の細かな解剖の知識も豊富なイラストとともに解説されています。
腹部の膜の解剖を中心として書かれていますが、腹部外科だけでなく、外科一般に必要な知識と言えます。
縮刷版があるので、かさ張ったり、場所を取るのが嫌な方はこちらもおすすめです。
麻酔科
麻酔科研修チェックノート
トータル評価 | (3.5) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (3) |
繰り返し度 | (4) |
羊土社の「麻酔科研修チェックノート」が最初の一冊におすすめです。
術前、術中、術後管理から、手技や薬剤についてもまとめられており、麻酔科を回る上で必須の一冊です。
小児科
小児科ファーストタッチ
トータル評価 | (4) |
緊急度 | (4) |
重要度 | (4) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (4) |
小児科では、じほうの「小児科ファーストタッチ」をおすすめします。
専門医でない場合に、何かと対応に困るのが小児の診療です。
「専門医ではないけど、小児科外来の初期対応くらいは身につけておきたい」と思う研修医や非専門医向けの教科書で、見落としなく診療を進めるためのファーストタッチのポイントを、気鋭の小児科医が丁寧に解説してくれています。
「発熱と発疹がある場合の鑑別は?」「レントゲンは撮るべき?」「帰宅させても大丈夫? それとも入院?」「処方はどうしよう」「保護者への説明って難しい」など現場の“困った! “を解消する、ポケットにあると安心な1冊です。
産婦人科
産婦人科ファーストタッチ
トータル評価 | (3.75) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (4) |
産婦人科では、じほうの「産婦人科ファーストタッチ」をおすすめします。
小児診療に引き続き、非専門医が身構えてしまう産婦人科診療。
そんな苦手意識を取り除くために、本書は症状からの鑑別・診断や妊婦健診・胎児モニタリングの注意点、周産期の急変への対応法はもちろん、患者への説明例や処方例なども掲載し、見落としのない診療をサポートしてくれます。
“複数の命”を守り、女性の生涯の健康を守る大切な1冊です。
精神科
本当にわかる精神科の薬はじめの一歩
トータル評価 | (3.5) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (4) |
繰り返し度 | (3) |
精神科研修では、羊土社の「本当にわかる精神科の薬はじめの一歩」をおすすめします。
精神科の病気や薬のベースとなる考えを知ることができ、「処方の実際」では、具体的な処方のコツ、典型的な症例の経過、専門医へ紹介するタイミングが学べます。
精神診療プラチナマニュアル
トータル評価 | (3.5) |
緊急度 | (3) |
重要度 | (4) |
面白み | (3) |
繰り返し度 | (4) |
MEDSiの「精神診療プラチナマニュアル」もおすすめです。
「感染症プラチナマニュアル」の性格をそのままに一般にわかりにくいとされる精神科診療がわかりやすくまとまっています。
ポッケットにも入るので、精神科診療やリエゾン精神医学で役立ててください。
まとめ
今回紹介した教科書は、2年間の研修の中で私が必要と感じた、もしくは面白くて何度も読み返した教科書たちです。
まずは
救急 → 循環器、感染症、腎臓(輸液) → 一般内科
の中から緊急度が高いものや、入門向けのものから読んでいってください。
まず買っておくべき教科書たちです。
そして、余裕が出てきたり、その科をローテするなどで必要性に駆られたら、他の本も読むようにしていってください。
では、また!
こんにちは、医者投資マン(doctorinvest753)です! 今回は現役放射線科医の筆者が学生や初期研修医向けに放射線科を回る前、研修中に読んでおくおすすめ教科書をセレクトします! 放射線科の研修について […]
こんにちは、医者投資マン(doctorinvest753)です! 今回は現役放射線科医の筆者が放射線科志望の初期研修医や放射線科専攻医向けのおすすめ教科書をセレクトします! 今回は頭部から胸部領域です。 [sitecard[…]
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